キッチンをすっきり清潔に!気になるニオイの原因や掃除方法を深掘り
2019/02/13
キッチンをキレイに保つことは、単に見た目が良くなるだけでなく体調管理や思考力アップにも役立ちます。キッチンの掃除や片づけが苦手という人は、まずは掃除でリセットしてからキレイを保つことを目指しましょう。
そこで今回は、キッチンの汚れやニオイの原因、さらに覚えておくと役立つ掃除テクニックについて詳しく紹介していきます。
気になるキッチンのニオイや汚れの原因
使用頻度が高いほどキッチンには汚れが溜まりがちです。キッチンの汚れやニオイが気になりやすい場所として、シンク・換気扇フィルター・グリルの3つが挙げられます。
キッチンの悩みや掃除のストレスを解消するためにも、なぜ汚れやニオイが発生するのか原因を理解しておきましょう。
シンクの汚れは、主に水垢や食材のカスが原因です。水道水に含まれるミネラル分(カルシウム)が固まると白い水垢になります。カルキと呼ばれることもあり、衛生上問題があるわけではありません。
しかし、見た目が悪く放置しておくと頑固な汚れに変化するので気をつけましょう。また、食材のカスはそのままにしておくとカビなどの菌が発生します。菌が多いキッチンはとても不衛生なので要注意です。
換気扇フィルターやグリルの汚れのほとんどは油によるものです。その都度掃除をすれば汚れも溜まりにくいですが、実際にこまめにお手入れができている人は少ないことでしょう。
時間が経つにつれて油は落ちにくくなるので、こまめに掃除する必要があります。また、換気扇をつけながら喫煙する家族がいる場合、油汚れだけでなくヤニ汚れもつくので定期的なお手入れが欠かせません。
また、キッチンのニオイはシンクのごみ受けや排水口のお手入れが不十分だと発生しやすくなります。目に見える場所だけ掃除して終わらせてしまう人もたくさんいますが、ニオイ対策には見えない場所の掃除も大切です。
排水口から発生しているニオイは、換気扇で空気が巻き上げられてさらに充満してしまいます。その際、換気扇やフィルター自体が汚れていると油やヤニによるニオイもプラスされて悪臭がきつくなってしまうでしょう。
料理後のひと手間で水回りがスッキリ!
水回りを清潔に保つことができれば、キッチンのニオイに悩まされることは少なくあります。スッキリ清潔なキッチンを維持するためには、料理後のひと手間が肝心です。
料理で出てしまう生ごみや食器を洗った後のカスなどがごみ受けに溜まったままだと、ニオイだけでなく菌も発生してしまいます。汚れを放置したごみ受けは悪臭やぬめりが出てしまうので、掃除も面倒になってしまうものです。食器を洗ったり料理をしたりするついでに、ごみ受けもササっとお手入れしてしまいましょう。
また、毎回しなくても大丈夫ですが、たまにはワントラップを外して汚れを落としてあげることが大切です。ワントラップとは、シンクのごみ受けを外すと見える部分で、排水口とシンクを仕切る役割があります。普段見えない場所は掃除をサボってしまいがちですが、ニオイを防ぐためには欠かせないお手入れです。
ただし、ワントラップの掃除中は、排水パイプに固形物が入り込まないように注意しましょう。排水パイプが詰まってしまうと、水の流れが悪くなるばかりか悪臭の原因にもなりかねません。
最後に封水があるかどうかチェックすれば、ワントラップの掃除は完了です。封水がない状態だと下水からニオイや虫が入り込む可能性が高くなります。2週間以上留守にする場合は、封水が蒸散しないように誰かに管理を頼んだり封水防止剤を使用したりといった対策を講じておくと安心です。
封水防止剤はネット通販で購入可能ですが、1本あたり3500円前後と高めの価格となっています。
クエン酸と重曹でしつこい汚れもサヨナラ!
換気扇フィルターやグリルのしつこい油汚れには重曹が効果的です。40℃ぐらいのお湯が入ったビニール袋に、換気扇フィルターやグリルのパーツと重曹を入れて30分ほどつけ置きします。
重曹は加熱するとアルカリ度が強くなるので、頑固な油汚れを落とすならそのまま使うよりもお湯に溶かしたほうが優れた効果を発揮するのです。お湯を捨てたらヘラやハブラシなどを使って汚れを落としていきます。
最後は重曹の成分が残らないようにしっかり洗い流せば完了です。また、グリル内部や外せないパーツの汚れには、重曹を溶かしたお湯に浸したキッチンペーパーで湿布をしましょう。キッチンペーパーで汚れを拭き取ったら、水拭きと乾拭きで仕上げれば完璧です。
100円ショップなら250~350gの商品が108円(税込)で購入できます。また、アマゾンなら1~10㎏などの大容量タイプも豊富です。食用として販売されているものであれば、小さなお子さんがいる家庭でも安心して使うことができます。
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水回りのカルキは、クエン酸のパワーでスッキリさせることができます。カルキはアルカリ性なので、酸性によって汚れを分解してキレイにするというわけです。クエン酸を水で溶かしてキッチンペーパーに吹きかけたら、あとは汚れが気になる部分に湿布しましょう。
クエン酸は100円ショップで100~200gの商品が販売されています。大容量タイプを購入する場合、荷物が重くなってしまうので自宅まで運んでもらえるアマゾンやネット通販を活用すると便利です。
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水回りのニオイの原因となる排水口やワントラップの汚れは、重曹とクエン酸を合わせて使うのがおすすめです。排水口に重曹1/2カップ・クエン酸1カップを入れたら、お湯を入れて発砲させます。あとは蓋をして1時間ほど放置して洗い流せば、気になる汚れもスッキリ落とすことができます。
キッチンの掃除をする場合、複数の洗剤や掃除アイテムを使うことが多くなります。組み合わせが悪いとガスが発生することもあるため、使用する際は十分に注意しましょう。
カルキ汚れに強いクエン酸は、塩素系漂白剤との併用厳禁です。有毒ガスが発生するため、一緒に使用してはいけません。
これがあればバッチリ!キッチン掃除に役立つ7つ道具
キッチン周辺の掃除は自宅にある洗剤や道具である程度キレイにすることができます。もっとスムーズかつ丁寧に仕上げたいのであれば、7つのお役立ちアイテムを準備しておくと良いでしょう。
クエン酸・重曹・キッチンペーパー・ヘラ・ブラシ・スポンジ、さらに消臭や除菌効果が期待できる洗剤スプレーがあると、キッチンが見違えるほどキレイになります。せっかくキレイにしたキッチンだからこそ、菌やニオイを寄せつけないように便利なアイテムはどんどん使いましょう。ブラシは大きなものでも構いませんが、ハブラシのように細かい部分まで磨けるものもあると便利です。
掃除が苦手という人でも、道具次第でテンションをアップさせることもできます。楽しい気分で掃除をするために、大好きな色でアイテムをそろえたり可愛いデザインのものを選んだりするのも良いでしょう。
100円ショップならスポンジやキッチンペーパーはもちろん、重曹やクエン酸など掃除に役立つアイテムをリーズナブルな価格でそろえることが可能です。また、重曹やクエン酸なら自然界にある物質であるため、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使うことができます。
ただし、肌荒れしやすい人はゴム手袋を使用し、重曹やクエン酸は子どもやペットの手が届かない場所にしまっておくようにしましょう。
こまめなお手入れで快適なキッチンを維持しよう
「忙しくて掃除を完璧にできない!」という人も、毎日掃除する場所と1週間に1回程度お手入れすればいい部分をわけて考えれば無理なく掃除をすることができます。掃除をシンプルに考えてルーティーン化してしまえば、無理なくキレイを保つことが可能です。
自分に合った掃除やお手入れのペースを見つければ、余計なものを溜め込まない風通しの良いキッチンを維持することができるでしょう。