小さくなった子供服をサイズアップする方法。捨てないでお直しやリメイク!
2018/12/07
子供ってすぐに大きくなりますよね。服も次々小さくなっていき、「まだきれいなのに、捨てるのはもったいないな。」と思うこともありますよね。
そこで今回は、小さくなった服をお直しして、長く着ることできるようにする工夫をご紹介したいと思います。また、ほかのものにリメイクする方法も併せてご紹介します。
どれもわりとカンタンにできるので、普段あまり裁縫しない方もこの機会にチャンレンジしてみるのはいかがでしょうか。ミシンがなくても、手縫いでも可能ですよ。多少縫い目がゆがんでも、子供が着ると目立たないし、可愛いです。
また、「どうしても縫う時間がない!」「縫うのがニガテ!」という方は、市販の布用接着剤を使って張り合わす方法もあります。「縫う」という指示のところを「張り合わす」方法でやってみてください。
◎布用接着剤 参考価格842円。
amazonでは396円で販売しています。
スカートの丈を長くする
ウエストはあまり変わらないのに、丈が短くなってしまった!ということはありませんか?
そんな時に役立つ、スカートの丈を長くする方法です。
◎レースを縫い付ける
数㎝だけでよい場合は、市販のレースを買ってきて縫い付けます。手縫いでも大丈夫です。
レースによっては、幅が広いものもありますから、数㎝長くするなら、この方法がお手軽です。
◎布を縫い付ける
少し長めに足したい場合は、布がいいでしょう。お手持ちの余り布や、ほかのお洋服を切り取ったものでもかまいません。
【作り方】
1.好みの布を切ります。
縦:足したい長さ+5㎝(上下の縫い代用)。
横:スカートの幅+3cm (長めにとって、所々でつまんでタックを取りながら縫い付けるとフリルのようでかわいいです)
2.1で用意した布を、表地が内側に来るようにして半分におり、端から1㎝のところを縫い合わせます。次に下側を三つ折りにして(難しい場合は二つ折りでも可)、縫います。
3.スカートのすそと布を合わせて、全体を待ち針で留めます。縫っていきます。
足りないときは、何枚か違った布を縫い足して、パッチワークのようにしたものを縫いつけても、かわいいですよ。
ズボンのスソを長くする
【用意するもの】
お好きな布またはレース。ほかのズボンのスソ部分を切り取ったものでもよいでしょう。
【作り方】
1.足したい布を下記の大きさに切ります。
縦:伸ばしたい長さ+5㎝(上下の縫い代用)
横:ズボンのすその幅×2+縫い代1㎝ に切ります。2枚用意します。測定が面倒な方は、実際に当ててみて寸法を測ってもよいでしょう。
2.切った布の左右の端を合わせ表が内側に来るようにして、端から1㎝のところを縫いあわせ、筒状にします。下側を三つ折りにして縫います。あえて切りっぱなしでもオシャレ。
3.筒状になった2を、ズボンのスソに合わせ入れて、縫い合わせれば完成です。
応用編として、長めに作って折り返すとさらに長く履くことができるので、お好みで調整してください。
Tシャツ→重ね着風長袖Tシャツにしてみよう
夏が終わるとTシャツは着なくなりますね。来年はもう小さくなって着られないでしょう。それなら、半袖Tシャツを長袖Tシャツにして、秋冬も活躍させてみませんか。
男の子用でもリメイクできるように、Tシャツを重ね着風に見えるように長さを伸ばしてみたいと思います。女の子なら、Tシャツにスカートを縫い付けてワンピースにしてもいいですね。
【用意するもの】
・Tシャツ、長袖Tシャツ各1枚
・縫い糸(もしあるなら伸縮性のあるニット専用の糸)
【作り方】
1.1枚のTシャツをスソから、長くしたい長さ+3㎝ に切ります。ボーダーやチェック柄だと、線にそって切りやすいですね。
2.長くしたいTシャツのスソの内側に、切ったTシャツのスソを縫い付けます。この時、もともとある縫い目に重ねて縫うと、縫い目が目立ちません。ニット用の糸でない場合は、あまりきつく縫わないようにしましょう。袖部分も同じようにして、長袖にしてみましょう。
Tシャツの身幅を広げる
次はTシャツの横幅にゆとりを持たせたいというときに役立つ方法です。少し工程が多くなりますが、とってもかわいい仕上がりなので頑張ってみてください。
【用意するもの】
・Tシャツ1枚
・Tシャツと合わせたい布(白だと合わせやすいので便利。またレース地だと可愛さアップ)
・縫い糸(あれば伸縮性のあるニット専用の糸)
【作り方】
1.合わせる布を裁断します。同じものを2枚準備します。
縦:Tシャツの長さ+5㎝(上下の縫い代分)
横:お好みで。ここでは約10㎝。
2.Tシャツを真ん中で縦に切ります。
3.1の布の上下を、それぞれ三つ折りにして縫います。(レース地なら、スソは切りっぱなしでOK。)
4.Tシャツと、合わす布を縫い合わせます。(Tシャツ生地は伸びやすいので注意が必要です。待ち針で留めて、伸びないように気を付けながら縫ってください。)後ろ側も同様に。
間に挟む布を、バンダナや大きめのハンカチを利用すると、布端の処理が不要なのでラクだと思います。
また、Tシャツをもう一枚用意して、身頃の真ん中を切り取りって縫い付けてもいいですね。
今回、簡単にするために、布の端の処理は省いています。切りっぱなしで気になる方は、端ミシンをかけてから使用してください。また、裾は三つ折りで処理していますが、ミシンをお持ちの方は端ミシンをかけて二つ折りで縫ってくださってもかまいません。
子供服をスマホポーチにリメイク!
最後は、子供服から別のものにリメイクする方法です。スマホなどを入れるためのちょっとしたポーチを作ります。
【用意するもの】
・いらなくなった長袖トップスの袖(今回は長袖Tシャツの袖を使いましたが、普通のシャツでも。また、細身のズボンでも作ることができます)
・両端がクリップになった持ち手(100円ショップでも購入できます)
◎参考商品:https://item.rakuten.co.jp/takemiya/120802-1-ss/
【作り方】
1.袖は、入れたいものを考えてお好きな長さに切ってください。必要な長さ+4㎝に切ります。
2.裏返して、下から1㎝のところを縫い合わせます。(画像の赤い線の部分)これが底の部分になります。
3.口になる部分を上から3cm折り、ぐるりと縫います。三つ折りにして縫ってもいいです。
4.裏返して、両端に持ち手を付けて完成です。持ち手は布を挟むだけのタイプなので、縫う手間が省けてとても簡単です。
お好みで、リボンやワッペン、またボタンなどを布用ボンドでつけると可愛さアップです。
しっかりとした生地がいい方は、同じものを二枚作成します。最後に重ねて縫いあわせると、丈夫になりますよ。
着られなくなった子供服をフリマアプリで売るのもいいですが、こんな風にリメイクして長く使うのも素敵です。ひと手間かかりますが、お財布も子供も喜びます!布が変わると雰囲気も随分変わりますから、いろいろな服でチャレンジしてみてください。