おすすめ!安眠に効くアロマテラピーを取り入れてぐっすり良質の眠り
2018/11/16
健康的な生活を送るためには、上質の睡眠をとり、毎朝、気持ちよく目覚める習慣が必要です。最近、寝つきがよくない、眠りが浅いと感じるという人は、安眠に効くアロマテラピーを取り入れてみましょう。心地よい良い香りが、身も心もリラックスさせてくれるので、眠りの質がぐんとよくなりますよ。
1 快眠に効くアロマテラピー5選
アロマテラピーに使われるエッセンシャルオイル(精油)には、さまざまな種類があります。その効用にも、鎮静効果、覚醒効果など多様なはたらきがあるので、それぞれの特徴を知り、快適な睡眠を促してくれるものを、上手に取り入れることが大切です。
では、快眠に効くエッセンシャルオイルを5つ紹介しましょう。
①ラベンダー
ラベンダーは、紫の小花がおなじみですが、落ち着いたフローラルな香りをもっています。イライラした気持ちを鎮めてくれたり、頭痛や生理痛を和らげてくれる効果があります。気持ちをリラックスさせてくれるので、安眠によく効くエッセンシャルオイルとして知られています。
ラベンダーは、いろいろな種類があり、品種によって香りにも違いがあります。また、同じ品種でも産地によって香りもかわってきます。お気に入りのものを見つけたら、ブランドや品種を覚えておくといいですね。
ガーデニングが趣味の人は、お庭にラベンダーを植えるのもおすすめです。生のラベンダーの花を枕元におけば、自然なラベンダーの香りがお部屋に広がります。
②カモミール
カモミールは、白い小花を咲かせる植物です。ジャーマンカモミールとローマンカモミールが有名ですが、エッセンシャルオイルに使われるのはローマンカモミールです。
甘く優しい香りを持つカモミールのエッセンシャルオイルは、不安や緊張を鎮めるはたらきがあります。気持ちがやすらぎ、眠りを誘う効果もあります。
ジャーマンカモミールは、主にハーブティーに使われますが、寝る前に、カモミールティーを飲みながら香りを楽しむことで、さらなる効果が期待できますね。
③ネロリ
ネロリは、ミカン科のビターオレンジ(だいだい)の花から抽出されるエッセンシャルオイルです。柑橘系でありながら優しいフローラル系の香りを持ち、ほのかな苦みも感じられます。大量の花から、少量しか抽出できないので、かなり高価な精油でもあります。
強いストレスを受けた感情をおだやかに鎮め、不安やうつ状態を癒す効果があります。自律神経のバランスを整えるはたらきがあるので、自律神経の乱れからくる不眠症にも効果があります。
④ベルガモット
ベルガモットもミカン科の植物です。レモンやオレンジと同じ柑橘系ですが、果肉は苦みが強すぎるので、食用には向かない果実です。ベルガモットのエッセンシャルオイルは、その果実の皮から抽出されます。ベルガモットは、アールグレイティーの香り付けに使われる香料としても有名ですね。
ベルガモットのエッセンシャルオイルは、柑橘系のすかすがしい香りとフローラルな甘い香りをあわせ持ち、精神疲労を癒すはたらきがあります。気分が落ち込んでいるときに、気分を高揚させる一方で、やさしく包み込んでくれるような安心感があります。心地よい香りでリラックスでさせてくれるので、安眠にもつながります。
⑤ゼラニウム
ゼラニウムは、ローズに似たフローラルな香りを持っています。ゼラニウムは虫除け効果があることから、厄除けの植物としても用いられてきました。ゼラニウムの精油は、おなじみの園芸用のゼラニウムとは異なる種類のゼラニウムの葉や茎から抽出されます。
ゼラニウムの香りには自律神経を整えるはたらきがあるので、不安やストレスを感じているときに、気持ちを和らげてくれます。また、女性向けの香りとも言われ、特に更年期や周産期の女性には、心強い味方になってくれます。
2 エッセンシャルオイルの効果的な使い方
次に、エッセンシャルオイルの効用を引き出す使い方を見てみましょう。
最も一般的なのが、アロマポットで精油を温めながら香りを楽しむ方法です。アロマポットの上部にお湯を入れ、エッセンシャルオイルを数滴垂らして、キャンドルや電気で温めます。専用のアロマポットと、キャンドルや電源などの装置が必要ですが、ほのかな明かりが、さらに癒し効果を高めてくれます。
最近はアロマデフューザーの人気も高まっています。アロマデフューザーを使うと、蒸気とともに香りが放出されるので、お部屋全体に香りが広がりやすくなります。
特別な道具がない場合は、寝るときに、ティッシュやハンカチにエッセンシャルオイルを数滴垂らして、枕元に置いておけば、手軽に香りを楽しめます。お風呂に入るときに、エッセンシャルオイルをバスタブに垂らして、ゆっくりと浸かるのも効果的です。
また、エッセンシャルオイルは、ブレンドして使うことにより、複数の香りの成分が反応して、さらにグレードの高い香りが生まれます。今回ご紹介した香りの中でも、ラベンダーとカモミール、ゼラニウムとベルガモットは相性のよい組み合わせです。同じ香りに飽きときや、変化をつけたいときに、取り入れてみましょう。
3 リラックスできる環境づくりと合わせてさらに効果を高めよう
心地よい睡眠のためには、アロマテラピーだけでなく、寝室の環境を整えることも大切です。エアコンで部屋の温度や湿度を整えたり、カーテンや照明で明るさを調整しましょう。また、ベッドや布団、枕、シーツなどの寝具やパジャマにもこだわり、寝心地の良い品質のものを選ぶことが大切です。
寝る前には、テレビやパソコン、スマートフォンなどの刺激の強い光を避けて、音楽を聴いたり、本を読んだりして、落ち着いた気持ちでベッドに入れるように心がけるようにしましょう。
アロマテラピーとの相乗効果で、さらに睡眠の質が高まりますよ。
ストレスの多い現代生活では、心身の疲労回復のために、質の良い睡眠を取ることが求められます。アロマテラピーの効能を上手に活用すれば、さらに気持ちの良い眠りを手に入れることができます。今回は5つの香りを紹介しましたが、大切なのは自分のお気に入りの香りを見つけることです。心地よい香りに包まれて、毎日気持ちよく眠り、気持ちよく目覚める生活を目指しましょう。