Sp logo

Sp head01 Sp head02

和室の魅力♪和をインテリアに取り入れておしゃれな部屋に変身

2018/02/01

最近、日本の新築住宅では、和室を持たない間取りが多くなっています。その反面、海外では、伝統的な日本建築や和風のインテリアに注目が集まっています。日本に暮らす私たちも、日本の風土に根ざした畳や障子などの心地よさを見直し、現代のインテリアに上手に取り入れてみましょう。

1 日本の風土に合った畳の心地よさを再確認

1 日本の風土に合った畳の心地よさを再確認

私たち日本人は、純和風の温泉旅館に行くと、心が和みます。温泉に入ることで身体が癒されるという理由もありますが、旅館の畳の客室に入ったとたんに、無意識にくつろいだ気持ちになるのが不思議です。

畳の心地よさは、畳の上を裸足で歩いたときの、独特の感触です。蒸し暑い夏には、畳のさらりとした肌触りが気持ちよく、冬は、フローリングの床のようなひんやりした不快感がなく、暖かい温もりを感じますね。天然素材を使った畳の上では、四季を通じて、快適に過ごすことができるのです。

和室のない間取りの家でも、最近は、リビングルームに、置き畳を取り入れるスタイルも増えています。フローリングの床の一角に、3畳ほどの畳を敷くだけで、なごみの空間が生まれ、床に座ってくつろいだり、ごろんと横になったりしたくなります。伝統的な畳だけでなく、現代的なデザインのものや、小さめのサイズのものなどもありますので、自分の住まいに合わせたものを選ぶといいですね。

畳の生活では、床に正座をする生活になるので、足が痛くなってしまいそうと考える人もいるかもしれません。最近は、わざと、畳の空間ににソファを合わせた、和モダンのインテリアも受け入れられています。畳とソファの両方の心地よさを取り入れた空間になるので、より快適にくつろいで過ごせそうですね。

2 インテリアにシャープな印象をあたえる障子戸のデザイン

2 インテリアにシャープな印象をあたえる障子戸のデザイン

和室を仕切る障子戸も、日本建築の大きな特徴です。障子戸のある部屋では、障子戸の桟の直線的なラインと、真っ白な障子紙が、インテリアにシャープな印象を与えます。ガラス窓の内側に障子戸が備え付けられていると、カーテンのように、日よけや目隠しとしての機能的な役割も果たしてくれます。

洋室に障子戸を組み合わせる手法も、スタイリッシュな和モダンのインテリアとして使われることもあります。また、和紙を使った間仕切りやパーテーションなどを使えば、手軽に和の雰囲気を取り入れることができますね。

障子戸の代わりにカーテンを使いたい場合は、和紙風の素材を使ったロールスクリーンがおすすめです。和紙のシェードタイプのものや、すだれタイプのものなら、柄が入っていても、和風の雰囲気が損なわれません。

3 和の小物をアクセントに取り入れて、和風テイストのインテリアに

3 和の小物をアクセントに取り入れて、和風テイストのインテリアに

既存のインテリアに、畳や障子のような大きなアイテムを取り入れるのは、大変ですが、センスのよい和のインテリア小物を取り入れることで、和風テイストへの模様替えが、手軽にできます。

まず最初に取り入れたいのが、和風の照明です。お部屋のペンダントライトに、和紙でできた丸いシェードを使ってみましょう。まん丸のやさしいデザインが大きなインパクトを与えます。和紙を通して放たれる柔らかい光が、お部屋の雰囲気も和ませてくれます。また、間接照明として、和紙を使ったランタン風のライトを使うのも素敵ですね。ダブルで使えば、さらに個性的な印象のインテリアになりますね。

次に、おすすめなのが、和風デザインののれんです。ドアの入り口につけて、目隠しとして使うのが一般的ですが、広い壁面に、タペストリーのよう飾れば、インテリアの大きなアクセントになります。

夏なら、麻素材で、透け感のあるものを選ぶと、涼しげな雰囲気になりますね。また、素敵なファブリックを見つけたら、さっとミシンをかけて、タペストリーを手作りしてみましょう。最近は、センスのいい和柄の手ぬぐいも、デザインが豊富ですから、タペストリーのように、インテリアに上手に取り入れたら素敵ですね。

4 100均のインテリア小物で、和風テイストを出すなら竹製品がおすすめ

4 100均のインテリア小物で、和風テイストを出すなら竹製品がおすすめ

最近の100円ショップには、インテリア小物が豊富にそろっています。和のインテリアに添えたいのが、100均の竹製品のアイテムです。上手に使って、インテリアに小さな和のコーナーを演出しましょう。

竹製のカゴやざるは、お菓子や果物を入れたり、花瓶を重ねて使ったりすると、センスのいい和風インテリアになります。2、3個並べて、カトラリー入れとして使ってもおしゃれですね。

巻き寿司作りに使う竹の巻きすも、インテリアに使ってみましょう。テーブルの真ん中や飾り棚の上に、お花やグリーンを飾るときに、巻きすを広げて敷いてみると、小さな花でも、見た目がぐっと引き立ちますよ。

ほかにも、竹製のランチョンマットや、竹製の蕎麦猪口などもおすすめです。和食のテーブルコーディネイトで使うほか、玄関やリビングで、インテリア小物として使うと、さりげなく和のテイストを加えることができます。

 

畳や障子に囲まれた和室は、古くさいというイメージを持っていた人も、洋風のインテリアでしばらく暮らしてみると、和室の心地よさに改めて気づくことがよくあります。日本の風土や文化の中で作り上げられた和風建築や和風の暮らしは、現代の私たちの生活の中でも、大切にしていきたいですね。現代の洋風のインテリアの中に、和風インテリアをセンスよく組み合わせて、より快適で、リラックス効果が満たされる空間をつくりましょう。