2018/01/24

寒い季節はどうしても外に出る機会が減り、家の中にいる時間が長くなる日もありますよね。そんな時、自宅でお茶やコーヒーを丁寧に淹れて自分の家でカフェ気分を味わうのはいかがでしょうか。ティーバッグやインスタントコーヒーが登場してから手軽にお茶やコーヒーを楽しめるようになりましたが、気分新たにリーフティやドリップでコーヒーを淹れることを楽しめば、寒さも忘れて身体も心も暖かくなれます。お茶とコーヒーの楽しみ方を簡単にですがご紹介します。

１．お茶・コーヒーの効用

お茶にはポリフェノールの一種カテキンなどの抗酸化作用がある物質を多く含んでいます。健康志向の高まりでお茶は世界中で注目されています。昔の中国では薬として飲まれていたほどです。お茶の成分でまだ解明されていない部分もありますが、カリウム、亜鉛など体に必要な微量元素が多い飲み物です。気持ちをリラックスさせる効果もあります。コーヒーの香りも私たちの脳にリラックス効果をもたらしてくれます。さらに、脳の働きを活性化させてくれる作用もあるのでシャキッとしたいときにおすすめです。お茶とコーヒーはおいしいだけではなく健康にも良い効果があるので気分によって選んで飲むのも楽しいです。

２．お茶・コーヒーの楽しみ方

時間があるときなどお気に入りの茶器でお茶を淹れてみるのは、心をさらに落ち着ける楽しみ方です。まず茶器、ティーセットを探すことから始めてもいいですね。最近では多くの種類があるので迷ってしまうかもしれません。磁器製のティーポットはサイズが様々あります。柄や形の気に入ったものを手に入れるとティータイムが楽しくなります。ガラス製のティーポットは中が見えるので茶葉が開いていくところや、色が出てくるところが見えるので目からも楽しめます。簡単にお茶を楽しめる、マグにインフューザーが付いているものもあり、手軽で味もよく出る優れものなので便利です。コーヒーを淹れるときはやかんではなくドリップポットを使うと味が違うと言われています。形もおしゃれなので1つお気に入りのものを持っているとおいしい1杯が味わえます。湯呑やマグカップにこだわるのもワクワクしますね。

３．お茶・コーヒーの淹れ方、保存方法

美味しいお茶には水が大切だと言われています。できれば浄水器を使った無色透明、無臭の水が良いです。ポット型浄水器は不要な成分を取り除けるので便利です。お茶によって湯の適温は少し異なるのですが、どのお茶でも必ず一度沸騰させたものを使います。様々な淹れ方がありますが簡単にご紹介します。

【淹れ方】

●代表的なお茶として番茶は一掴み分の茶葉に熱湯を注ぎ、3分ほどで美味しく飲めます。

●抹茶は120～175㎖の湯を使います。温めた茶碗に抹茶小さじ1/2～1、75℃の湯を少量入れ、茶筅で混ぜてとろみをつけて残りの湯を加えすばやく茶筅で混ぜふわふわになったら完成です。

●紅茶は150㎖あたり3ｇの茶葉に95℃～98℃のお湯を注ぎ、3分ほどでいただけます。

●プーアル茶は175㎖あたり小さじ1の茶葉に95℃のお湯を使います。熱湯で茶葉を柔らかくして2分蒸します。2杯目から1分ずつ時間を延ばします。

●コーヒーはカップ1杯分(約140㎖)に10～12ｇが適量です。94℃～95℃のお湯(水道水で大丈夫です)を使用して淹れます。ドリッパーに粉を入れ、まず20㏄湯をかけ蒸らし、サーバーに溜めていきます。その後ゆっくり静かにお湯を減らしながら3回に分けて注いでいきます。「の」を描くように真上から注ぐのがポイントです。カップを温めておくと美味しく飲めます。

【保存方法】

お茶の賞味期限は種類によって違います。鮮度を長持ちするために、新鮮なものを少量ずつ買うのがおすすめです。ほかの茶葉とは一緒にせず、密封し、冷所におくと長持ちします。冷蔵庫に入れると結露してしまいます。コーヒーも密封して、高温・多湿・直射日光を避けて冷所で保存します。

４．お茶・コーヒーに合う食べ物

日常茶として親しまれている番茶は遅摘みの葉なのですっきりとした味です。食べ物との相性が良く、おせんべいや漬物をお茶請けとしている地域もあります。抹茶は今、健康志向が高い方々の間で人気です。苦みがあるので和菓子とともに飲むと口の中で苦みと甘みが溶け合いぴったりです。プーアル茶は茶葉に含まれる善玉菌が消化を助け免疫を作るとされ、脂肪燃焼作用も注目されていることから女性の間で多く飲まれています。消化吸収が良く、油脂分を分解してくれるので味の濃い料理に合います。紅茶は多くの種類があり、欧米で多くの人に飲まれています。ビスケットは甘い紅茶やストレートティーに合います。ケーキにはストレートティーが合うと言われています。種類によって違いますが、コーヒーも甘いものによく合います。チョコレートは相性がいいと思います。

お茶やコーヒーはおいしいだけではなく、心を落ち着けるなど私たちの身体に良い効果を与えてくれます。忙しい生活を送っている皆さんにこそ寒い日にゆっくりとお茶やコーヒーを飲んでリラックスして欲しいです。寒い冬には身も心も硬くなりがちですがお茶やコーヒーでほぐし、楽しみながら乗り切って下さい。簡単にご紹介しましたが、淹れ方には色々な方法があるので調べてみてもっとこだわると最高の1杯を淹れることができると思います。是非ティータイムやコーヒータイムを楽しんでください。