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すご技!野菜の上手な保存方法!食材を無駄なく使い切るテク

2017/12/14

健康な食生活を送るためには、新鮮な野菜をたっぷりと食べることが大切です。野菜をどっさりと買い込んでも、上手く使い切れずに、無駄にしてしまうことはありませんか。野菜の上手な保存方法と無駄のない使い方をマスターすれば、毎日の食生活がより健康的なものになるはずです。

すご技!野菜の上手な保存方法!食材を無駄なく使い切るテク

1.それぞれの野菜に適したな保存方法を選べば、保存期間も長くなります

それぞれの野菜に適したな保存方法を選べば、保存期間も長くなります

野菜は、新鮮なものほど、栄養価も高く、味もよいとされています。しかし、毎日とれたての野菜を調達するのは大変です。食材をまとめ買いをする家庭では、野菜を長持ちさせる保存方法の工夫が大切です。野菜の種類によって、おいしく食べられる保存期間も変わってきます。なるべく鮮度が落ちないように保存するテクニックを確認しましょう。

ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は、鮮度が落ちやすい野菜です。常温保存では、すぐにしなびてしまいますが、冷蔵庫に入れれば、1週間くらい保管することができます。葉物野菜を冷蔵庫の野菜室で保存する際には、畑で生育しているときと同じように、根を下に向けて、立てて保存することが大切です。また、葉物野菜は、保存中にエチレンガスを放出し、ほかの野菜が劣化しやすくなることがありますので、ビニール袋に入れて密閉しておくことも大切です。

じゃがいもや玉ねぎなどの野菜は、土の中で育つ野菜です。熱帯原産の野菜ですので、冷蔵庫で保存すると低温障害を起こすこともありますので、冷蔵庫に入れず、新聞紙などに包んで、冷暗所に保存しましょう。保存状態が良ければ、1か月ほど常温で保存することも可能です。安いときに、まとめ買いをしてストックしておくと重宝しますね。

トマト、きゅうり、なすなどの夏野菜も、本来は低温が苦手な野菜です。2〜3日なら常温保存が可能ですが、冷蔵庫に入れれば、保存期間は1週間くらい大丈夫でしょう。また、夏ならキリッと冷えたサラダがおいしいので、食べる時間に合わせて冷蔵庫に入れるといいですね。 いずれの野菜も、冷蔵庫で保存する時には、皮をむいたり、切り分けたりしないで、丸ごと保存する方が長持ちします。いったん、切ってしまうと、切り口から水分が蒸発したり、雑菌が繁殖して傷みやすくなってしまいます。切った野菜は、なるべくその日のうちに使うようにしましょう。また、だいこんやキャベツなど、使いかけの大きな野菜は、切り口をラップでしっかり覆って、冷蔵庫に入れておくといいですね。  

2.切った野菜を冷凍庫に常備しておけば、忙しいときの時短料理に便利

切った野菜を冷凍庫に常備しておけば、忙しいときの時短料理に便利

野菜を冷蔵庫内で上手に保存しても、まだ多すぎて食べきれないと思ったら、新鮮なうちに冷凍庫で保存してしまいましょう。野菜は、冷凍・解凍のプロセスで食感が変わってしまうので、冷凍保存には向かないとされてきましたが、保存方法と調理のしかたによっては、冷凍保存が可能なものもあります。さらに、野菜の冷凍保存は、調理の時短につながるものが多いので、忙しい人に、ぜひ活用してほしいテクニックです。

キャベツやレタスなどの野菜は、丸ごと買うことが多く、持て余してしまうことが多い野菜です。使い切れいと思ったら、生のまま適当な大きさに切って、フリーザーバッグに入れて冷凍庫に入れておきましょう。解凍すると、シャキシャキした食感がなくなってしまうので、サラダのような生食には向きませんが、凍ったまま、炒め物や汁物に入れて使うと、火も通りやすく、おいしく食べることができます。 葉物野菜の中でも、あくが強いほうれん草は、下ゆでしてから、よく水分を絞って、ラップに包んで冷凍庫で保存しましょう。小松菜や青梗菜などは、あくが少ないので、食べやすい大きさに切って、そのまま保存袋に入れて保存しておけば、凍った状態のままで炒め物などに入れて使えます。

大根、かぼちゃ、にんじんなどの硬い野菜も、丸ごとの冷凍保存は向きませんが、薄めに切って冷凍しておくと、無駄なく使えます。そのまま煮物や汁物に入れて調理できるので、重宝します。

夏が旬の枝豆やとうもろこしは、収穫後、なるべく早くゆでて食べるのが基本ですが、すぐに食べられない場合は、冷蔵庫に保存せずに、硬めに下ゆでしてから、フリーザーバッグに入れ冷凍庫に保存しましょう。食べたいときに、さっとゆでれば、おいしく食べられますよ。

トマトも冷凍してしまうと、サラダのように生食には向きませんが、丸ごと冷凍しておくと、皮もむきやすくなり、スパゲッティのトマトソースやミネストローネスープなどの煮込み料理に使えます。栄養価の高い旬の時期に、冷凍庫に保存しておくと、おいしさも栄養価も損なわれないので、積極的に活用したい技ですね。

しいたけやしめじなどのきのこ類は、冷蔵庫での保存期間が2〜3日と短めで、傷みやすい野菜です。しかし、きのこは冷凍保存が可能で、さらに冷凍することで、うまみもアップすると言われています。新鮮なうちに食べやすい大きさに切り分けて、フリーザーバッグに入れて冷凍庫に入れておくことをおすすめします。

鍋料理に使う白菜やねぎ、春菊などの野菜も、食べやすい大きさに切り冷凍保存しておけば、そのまま加熱調理にすぐに使えますから、鍋料理をするときに便利です。鍋セットとして、大きめのフリーザーバッグに一緒に入れて冷凍庫に用意しておくと、忙しい時には調理時間が大幅に短縮されます。同様に、煮物セットや炒め物セットなど、必要な野菜を組み合わせて、いろいろなセットを作っておくと、忙しい毎日の食事作りに重宝しますね。

野菜の冷凍保存には、タッパーのような容器ではなく、フリーザーバッグを使いましょう。水気をよく切って、空気を抜くようにして袋に入れると、野菜の酸化を防ぐことができます。また、冷凍庫内のスペースの節約にもなりますね。

家庭用冷蔵庫の冷凍室で凍結させた冷凍野菜の保存期間は1か月がめやすです。市販されている冷凍野菜は、業務用の急速冷凍の技術を使っているので、賞味期間が数か月と長くなっていますが、家庭で作った冷凍野菜の保存期間はずっと短くなります。冷凍庫を過信せずに、1か月以内に使い切るようにしましょう。

3.食べきれなかった残り物野菜は、こうやって使い切る

食べきれなかった残り物野菜は、こうやって使い切る

それでも、野菜が使い切れない時には、残り野菜を活用したレシピを献立に取り入れてみましょう。冷蔵庫内もすっきりと片付き、野菜たっぷりの健康的な食卓になりますよ。

具だくさんみそ汁

みそ汁の具は、和食に使う野菜ならなんでも使えます。大根、キャベツ、いも類、葉物野菜など、どれを組み合わせても違和感がありませんね。豚汁のように豚肉を少し入れたり、油揚げを入れたりすると、油のコクが加わって食べ応えのあるみそ汁になりますね。豚肉のかわりに、ベーコンを入れると目先が変わって、新しい味が楽しめます。

カラフルオープンオムレツ

ジャガイモがあれば、トマトやピーマンなどカラフルな残り野菜をどっさり加えてスパニッシュオムレツを作りましょう。かぼちゃ、さつまいも、きのこ、ブロッコリー、ねぎなどを入れたオープンオムレツもおいしいですよ。卵はどんな野菜とも相性がいいので、既存のレシピにとらわれずに、いろいろな野菜でトライしてみるといいですね。

食べるスープ

コンソメベースのスープで野菜を煮込めば、洋風のスープになりますね。じゃがいも、たまねぎ、キャベツをベースに、にんじん、ブロッコリー、きのこなど、煮込み料理に向く野菜を大きめに切って、どっさり入れて作りましょう。だいこん、かぶ、さつまいもなど、和食に使う野菜でも、おいしくできますよ。ベーコンやソーセージを入れると、風味が増し、ポトフのようになりますね。また、冷凍トマトやトマトの水煮缶を加えれば、ミネストローネ風になります。応用自在で、飽きずに楽しめそうですね。

 

野菜をたっぷり取り入れた毎日の食事は、健康な生活の基本です。野菜の保存方法の工夫次第で、新鮮でおいしい野菜が、いつでも使えるのはありがたいですね。また、野菜の保存に、冷凍庫を上手に使えば、調理の時短にもつながるので、一石二鳥です。ここで紹介したテクニックを活用して、さらに健康で豊かな食生活を目指しましょう。